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曽我物語4 遺児(曽我へ)


 祐泰には幼い息子が2人いました。(さらに妻 満江御前は身ごもっていましたので3人になるのかな)この2人が河津一萬(5歳:後の曽我十郎祐成)と箱王(3歳:後の曽我五郎時致)です。

 嫡男を失った祐親は満江御前に再婚を薦めます。最初はいやがっていましたが、最後には曽我(現小田原市曽我)の曽我太郎祐信のもとへ嫁ぐ事を決意します。

 曽我太郎祐信は兄弟を自分の養子にし、分け隔てなく可愛がって育てたそうです(いい人だぁ)。特に箱王などは実の父親だと思っていたという話ですが、いくら祐信がわが子のように可愛がっていても近所の子供たちは「父なし子」などと言っていじめ、そのため初めて祐信が実の親ではなく、自分たちの父 祐泰が祐経の家臣によって殺害されたことを知ります。そして幼心にも仇討への気持ちを固めて行きます。

  1. 発端 〜スケベ爺さんの過ち〜
  2. 財産争い 〜箱根権現ってすごい?!〜
  3. 誤算T 〜ついに犠牲者が〜
  4. 遺児 〜曽我へ〜
  5. 誤算U 〜先を見る目がなかった?!〜
  6. 仇討 〜狙い、狙われ・・・〜
  7. 仇討が終って・・・

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