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石垣山大茶会


 

←石垣山大茶会のポスター。
これを見ると「GWが近い・・・」
と思います。
日時 毎年4月下旬(雨天延期)
交通 JR早川駅 徒歩40分 ※期間中は無料送迎バスあり
駐車場 無料 ※台数が少ないため、バスがおすすめ

地図はこちら→


 毎年4月下旬、石垣山歴史公園で『石垣山大茶会』が催されます。様々な流派(裏千家、表千家、煎茶など)が趣向を凝らした茶席(8席前後)を設けます。どうも一般的に茶会というと「堅苦しそう」、「作法が難しそう」、「着物じゃなきゃいけない気がする」などと言われがちですが、この茶会には「毎年ハイキングがてら来ている」という人も多いので初心者でもOKです。

 茶券は四席分で二千円(前売り)。普通の茶会では一人が四席入らなければいけないパターンが多いですが、石垣山大茶会は切り離しOKなので四人で一席ずつや二人で二席ずつ入れます。茶券(当日券二千二百円)は会場でも販売されています。また、近所の農家の人たち(だったと記憶してるんですが)のお弁当なども販売されます。

 この場所で『石垣山大茶会』をしようという事になった理由は「豊臣秀吉」です。秀吉は全国統一のために小田原北條氏に戦をしかけました。

石垣山の歴史

小田原攻めの最中、秀吉はこの場所へ淀君をはじめとする側室方、能役者、帝の勅旨をも迎えました。その時に千利休も小田原へやってきました。

千利休

利休はこの「石垣山城」で秀吉を労わる茶会を開きました。当然道具が必要ですが、大阪から小田原は遠い・・・。今のように新幹線があるなら話は別ですが、当時は大変だったと思われます。そのため効率よく運ぶために「旅箪笥」という道具入れを作り、それをそのまま点前に用いたのです。この「旅箪笥」は棚として現在も茶道の点前で使用されます。茶室でも野点でも使える便利物。この棚、最初は閉じたまま置いてあるのですがお点前中に蓋を開けます。縦に刺してある金具を横にはめ込み、蓋をはずして棚の蓋を棚左へ置くのですが、注意しないと金具が落ちます。そんな「旅箪笥」も小田原縁の品と言えましょう。

旅箪笥 閉じた所 旅箪笥 開いた所 ←旅箪笥の写真です。

左は閉じたところで右は蓋を開けたところです。中に納まっているのは棗、水差、蓋置、柄杓です。中に茶道具を入れたまま運んだので「旅箪笥」という名がついたらしいのですが、実際はすかすか。隙間には藁かなにかつめたものと思われます。

しかし、いくら心理作戦(詳しくは石垣山の歴史でどうぞ)だったとはいえ、能に茶会・・・。更に「側室方」って・・・複数やん・・・。小田原側は必死だったと思うんですが・・・。

NHKの大河ドラマ「利家とまつ」で北條攻めが出ましたが、当然不満いっぱい。でも取り上げてもらっただけいいかな〜山上宗二さんあれしか出てこないし・・・。
→山上宗二と小田原のかかわり、詳しくは
千利休へどうぞ。

ところで石垣山へ行く農道はなんでも「出世道」と名づけられています。う〜〜む。秀吉にちなんでるんだろうなぁ。出世道には小田原攻めに参戦した武将の写真(絵)と説明が書かれた立て札がたっています。8人分なんですけどね〜。(詳しい説明書きは直接出世道で読んでくださいってことで・・・。)

 

 

伊達正宗 堀秀政

徳川家康

宇喜田秀家 羽柴秀次

しかし、このうしろの2人、武将じゃないよ・・・。と突っ込み入れちゃいました。小田原市・・・やはり謎・・・。確かに力(武力)はないけど、頭は良いお二方。でも武将じゃないですよねぇ★
千利休 淀君
最後の1人は豊臣秀吉なんですが、参戦っていうか・・・中心人物やん・・・ってやはり突っ込みを入れたくなっちゃいました。豊臣秀吉さんの写真は人がいて撮れなかったんですけど、帰りに撮ろうとしたら電池切れました・・・。ここの写真はすべて出世道の看板の写真を撮影、掲載してます。(許可いるんだったらどうしよう・・・)

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